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東京新聞 連載 「 インテリアわたし流21 」

August 25, 2008 3:37 PM

デザイナー林柳江が東京新聞で連載中のコラム 「インテリアわたし流」 をご紹介しています。


調湿・消臭・DIYにも
 「無作為の作為で」と言われて途方にくれた。新築の全室を白い漆喰壁で仕上げる計画だ。施主である70代のご夫妻の見識がこの冒頭の言葉に込められている。隅から隅までピーンと真っ平らに仕上げる技術こそを誇る左官職人に、コテ跡を残す「なまくら」な壁を求めるのは酷なこと。親方は腕組みして絶句、しかし数週間後に畳大の塗装サンプルが現場に運び込まれ、ご夫妻ともども入念に見比べて、「ここの、この感じで」と黄色いチョークで囲んだ箇所を手本に、塗装が始まった。
 表情の豊かさはもちろん、あの心地よさは空気を吸放出する性質から、調湿性や消臭性などが期待され、今また、漆喰を選ぶ住まいも多い。


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 リフォームでリビングを漆喰壁にしたら、すっかり気に入り、間近で職人さんの仕事を見ているうちに、今度は自分たちでやってみたいと漆喰の講習会に参加、家族でキッチンの壁を仕上げた例もある。素人では扱いが難しそうな漆喰だが、自分たちの手わざを生かして住まいを作る、DIYを楽しむライフスタイルにはうってつけの素材だ。
 さて、ポイントは。壁面だけでなく、天井面も漆喰で仕上げれば、さらに効果を発揮できる。また、後から釘を打つとヒビが入ることもあるので、絵を掛ける場合にはあらかじめピクチャーレールを設けること。


■協力先
≫自然塗創空間


東京新聞 生活面 8月25日  デザイナー 林柳江

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東京新聞 連載 「 インテリアわたし流20 」

August 25, 2008 3:16 PM

デザイナー林柳江が東京新聞で連載中のコラム 「インテリアわたし流」 をご紹介しています。


住まいは「木」から
  散策を兼ねて、「江戸東京たてもの園」に移築された建築家・前川国男の自邸を見学してきた。戦時中の建築でもあり、わずか三十坪の住まいだが、様々な工夫が散りばめられている。      
 日本の住まいの要は「木」の扱いにある。ここではブナ材のフローリングに漆喰の壁。扉は松材で、木目が浮き立つ「うづくり」で仕上げてあり、手触りが心地よい。今どきの木目が印刷された室内扉では味わえない感触だ。
一脚の木の椅子を選ぶときも、住まいの中の木質材の樹種や仕上げと無縁ではない。家づくりの過程で悩む、お金の掛けどころは、床材が第一候補だろう。床は文字通り、生活を足元から支える基盤だから、耐久性が高く、重い家具を置いても安定していることが基本条件。滑りにくくて足触りが良いことも重要だ。


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木のフローリングで一般的なのはナラ材、ブナ材。中・濃・淡の色合いから選ばれることが多いが、「木」の持ち味に視野を拡げるなら、ウォルナットやチーク、ブラックチェリーなどが挙げられる。いずれも樹種特有の色と木目が美しく、自然と日々の暮らしに響いてくる。
ものごとは選択肢の少ない順に決めて、選択肢の多いものをそれに合わせていくのが合理的。インテリアもイメージの基調となる「木」から選び始めたい。


■協力先
≫朝日ウッドテック株式会社


東京新聞 生活面 8月11日  デザイナー 林柳江

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