デザイナー林柳江が東京新聞で連載中のコラム 「インテリアわたし流」 をご紹介しています。
収納は奥行きが大切
「あれ、どこに行ったんだろ」。ものが勝手にどこかに動いたわけじゃなくて、どこに入れたのか忘れている。要は、どこに何をどうしまうのか、私なりのルールにのっとって片付けていないから。収納のルールが定まっていれば、後は量の問題。筋道立てて論理的に進められる。
出産で家事に手が回らず、手伝いにきてもらったことがある。困ったのは家事のルール、特に何をどこにしまうのか、収納のルールを他人にきちんと伝えられず困った。

さて収納スペースの確保だが「どれくらい必要ですか?」と聞くと、ほとんどの方が「この位かしら」と左右に手を広げる。しかし、鍵となるのは「奥行き」。15センチ、25センチ、35センチ、45センチ、60センチ、80センチで考える。15センチあれば文庫本、新書が納まり、粉石鹸の箱やトイレットペーパーなど日常のこまごまとしたものがしまえる。最大寸法の80センチが必要なのは、座布団や布団。押し入れの奥行きだ。
奥行きが深いところは、蛍光灯を一本設備しておくと手暗がりがなく、探しやすい。
収納の方法はその人によるところ。スペースの確保はお手伝いできるが、良き収納は独自の収納ルールがあってこそ。気力、体力が衰えないうちにしっかり身に付けたいと思う。
■協力先
≫WOODONE
東京新聞 生活面 9月8日 デザイナー 林柳江




